睦月島 長屋門と付属屋で囲まれた屋敷の並ぶ島里

愛媛県
松山市
睦月





交通
高浜港より高速艇、フェリー





睦月




2015.10.31
睦月島は、松山市高浜港からフェリーで30分、忽那諸島東部にある、羽を広げたような形の島。東側尾根は変成岩の急傾斜地で、西側は花崗岩で崩れやすく、斜面は多少緩やか。急傾斜地を除く一面に柑橘園が広がっている。かつては「行商の島」として伊予かすりを売って歩く人が多かったが、現在は柑橘の島となっている。「むづき」という島名の由来は、戦いに敗れた武士がこの島に落ち延びてきたとき、空に着きが出ていなかったからともいわれている。また火災が続き「無須喜」を改めたとも言われている。(「シマダス」より)
集落を構成する屋敷は、海岸側(南側)に入母屋屋根の長屋門を配置し塀や付属屋で外周を囲む構えが特徴で、忽那諸島では、元怒和などでも見られる形式である。海岸線に沿った横道から縦に枝分かれするのが基本で、縦道は互いに必ずしも連結していない。

海岸線に平行の横道(左上、左)
長屋門が屋敷地の海側(南側)に配置される(左)
縦道は細い。この道の一番奥にも屋敷地がある(上)

睦月島の町並み
睦月島の町並み
長屋門の入り口
睦月島の町並み
集落の主産業は蜜柑農業だが、このような風景は漁村ポぽい。
睦月島の町並み
かつて店だったか。町家形式の家が並ぶ。
睦月島の町並み
町家形式の家が並ぶ一角(上)
長屋門をもつ屋敷(左)
参考資料 リンク
松山市

参考文献