西越 湧水が豊富な寄棟直家の集まる農村集落

青森県
新郷村
西越





交通







西越

五戸より十和田湖へ向かう途中、浅水川の河岸段丘上に立地する茅葺集落がある。江戸時代から馬産が盛んだったという。
集落は川をはさんでおり、寄棟の直家で茅葺、トタンカバー葺の大きな屋根が並ぶ。トタンカバーの割合の方が多いが新しそうなので、ちょっと前まで茅葺率の高い集落だったのであろう。道路の脇に湧水が流れていて老人から「美味しから飲んでごらん」と言われた。
トタンカバー屋根が新しそうなので、ちょっと前まで茅葺屋根で統一されていた集落景観が見られたのであろう。
瓦葺の入母屋屋根の民家。軒の持ち送りが二段になっていた。
茅葺の残存率は高い方であろう。
無住で雑草に覆われた茅葺屋根。

程度のよい維持された草屋根も数軒見られた。(左)

岩手県では戸袋に意匠をこらしたものが多い。(上) 
登録文化財の民家(下)

茅葺屋根の民家
参考資料 リンク
新郷村

参考文献
『日本の町並みV 関東・甲信越・東北・北海道』 西村幸夫監修 平凡社